「技術の生み出す価値」と「エンジニアにできること」について考える

前置き

このブログは以下の動画を見た覚書(というか考えたこと)になっております!!

NewsPicksさんの「デューデリだん!」という企業リサーチと経営トップへのインタビューを視聴できる番組の「Weathernews」さん回です!!

Youtubeで前半部分を見て、なかなか興味深く、かつ気になる後半が限定公開だったので、NewsPicksさんで観てしまいました笑

newspicks.com

この動画では、「14年連続増収!アプリの有料会員数は、この3年で3倍!さらに売上高は、約200億円と超優良企業」であるWeathernewsへのデュー・デリジェンスと社長へのインタビューを見ることができます!

 

↓言わずと知れた「Weathernews」さんの「ウェザーニュース」です。

weathernews.jp

 

↓こちらが「Weathernews」(「ウェザーニューズ」と読むんですね。)さんの企業サイトになります。

jp.weathernews.com

 

内容

1. マーケットのポートフォリオ

「天気予報」という"だけ"なのに、やっていることはかなり幅広いWeathernewsさんですが(気象情報を使ったコンサルなど)、

草開社長の「マーケットのポートフォリオ」という言葉に素直に「なるほど」でした。

 

エンジニアからすると「自分の作っているプロダクトがすべて」みたいなところもあるかもしれませんが、

ビジネスの観点からすると、あくまでも1つのプロダクトであって、そのプロダクトが不調でも、全体として損益を相殺、もしくは利益が増える方向で考える必要がある。

なるほど、

単に、"モノポリービジネス"的に、エンジニア視点で「自分の作っているプロダクトが良ければいいのだ、」という段階ではなく、

その先の一段高い見地からビジネス全体を見渡すことがマネジメントにとっては肝要であるのですね。

 

いやはや、エンジニアとしても、

自分の「技術ポートフォリオ」はそれでいいのか?

と考えさせられました。

と同時に、複数のプロダクトをポートフォリオとしてマネジメントしていくロマンみたいなものを感じた気がします。

 

2. 今までにないようなコンテンツを継続的に出していく

先のポートフォリオをなぜ確立できたのかというと、きっと

今までにないコンテンツ

を作り続けて来たからなのだろうと思います。

 

これこそ「技術の生み出す価値」であるのだろうなと。

 

きっと新しさ」は「すでにあるもの」の間にたくさん存在するのだと思います。

今あるプロダクトではカバーできないようなニーズに対して、

今ないプロダクトをサービスとして提供していく。

そうすると、必然的に「ポートフォリオ」が出来上がっていくのでしょうか。

脳死で新しいものを作っていればいいわけではないのはもちろんですが笑)

 

「新しいもの」を作り出すのは「技術(だったり、「考え方」だったり、)です。

世の中にはまだないよりよいものを提供していく」ために、

自分の"技術ポートフォリオ"を磨いて、

ビジネスニーズに応えるようなプロダクトを生み出していく

今までできないと言われていたことを実現していく

それが「エンジニアにできること」なのだろうな、と思ったりしました。

 

ちなみに、Weathernewsさんは「1年に3つの新しいサービス」を作っているらしいです。

常に社会に価値を生み出し続ける姿勢が非常に素晴らしいですね。

 

3.  唯我独尊的ではない使命感

Weathernewsさんの逸話として、

サポーターが勝手にコミュニティを形成していった

というお話がありました。

桜の開花予想についての件で草開社長がエピソードをお話されていましたね。

 

その中でのひとこと、

全部自分たちでやらなければいけないのは違う

という言葉が、印象的でした。

 

お話の中では、SDGs的観点や、「情報民主主義」などの文脈の中で(?)、

会社としての使命感

について触れられている部分もあり、

会社の「存在意義」「使命」をよく考えた上で、

それでも、唯我独尊的にではなく

ユーザーのために」「世界のために

そして「ユーザーと一緒に

という思想が感じられ、

草開社長の経営者としての素晴らしさを垣間見た気がします。

 

私はただのエンジニアですが、ぜひ見習いたいお方です。

 

終わりに

上に紹介したこと以外にも、

「社会性」や「利他性」を含めた条件付き最適化(超意訳)としての「最適航路のプランB」や、

戦略ありき」の今後の経営方針、

など興味深いお話が様々でした。

技術に携わるものとして経営者的視点からみた(?)「技術の生み出す価値」について再考させられた動画コンテンツ(?)でした。

ぜひご興味のある方々はNewsPicksさんに行って、ご視聴ください!

「会社にフィットする"いいエンジニア"を採用するためのPR思考法」について

前置き

このブログは以下の動画を見た覚書になっておりますので、ぜひご視聴をオススメいたします!!!!!!!

エンジニアの方にとっても学びが多いと思います!!!

 

www.youtube.com

この動画は、

「『あたらしい旅行をデザインする』を掲げた令和トラベルさんのエンジニア採用についてのお悩み(?)をメルカリ→10XのつよつよCCO(?)である中澤理香さんが解決していく(?)」

動画です。(適当な説明ですが許してください笑)

↓令和トラベルさんのWebサイトです。

www.reiwatravel.co.jp

 

 

内容

この記事では上で紹介した動画を見て、気になったところ、なるほどと思った点を中心に雑多に書いていきたいと思います。

 

1.  「採用広報は共感を得るために「業界の負」を伝える」

当たり前ではありますが、企業ののMVVC(Mission, Vision, Value, Culture)にどれだけ共感できるか、というのはエンジニアとしても、採用側としても、事業推進のためにも、重要だなと思いました。

(エンジニアの方々のために:MVVCは、MVC, MVVMフレームワークみたいなModel, View, ViewModel, Controllerとは関係ないです笑)

 

そして、MVVCへの共感は「業界の負」にヒントがあるということらしいです。

人間は本質的に他人の役に立ちたい生き物だとすると、「業界の負」すなわち「業界の抱える課題」を理解するとそれを解決したいと思うようにできているのですかね。

 

個人的には「技術は課題を解決するためにある(generally)」と思っていて、

その課題への理解はプロダクトを使うユーザーの立場で深まるものだと思っています。

なので、

「企業の目指しているもの」「解決しようとしている課題」に対してどれだけ共感できるかどうかがユーザー目線でのプロダクト開発へと繋がり、

結果、ユーザーへ提供できる価値へと繋がっていくのだろうと思いました。

 

 

2. 「実現しようとしている事柄」「現状」「理想の姿」「採用候補者」の解像度を高める。言語化する。

 

中澤さんがホワイトボードに、

ターゲット」「TO BE」「AS IT IS」「PRアクション

と書かれていましたが、

これを言語化して整理していたのは、

「PRアクション」を決定するためには「誰に何を伝えるか」の「誰」と「何」への解像度を高めていくことが大事であるからであると解釈しました。

 

そのためには、

事業として「実現しようとしている事柄」、

時間軸的に見て「現状」と「理想の姿」、

PR対象としての「採用候補者

への解像度を高めることが大事そうです。

 

特に、自分の頭の中にある状態からそれを「言語化」して誰にでもわかるように表現することが大事なのではないかと思います。

考えという抽象的な概念ではなく、言葉という具体的な概念へと落とし込んでいく。

その大事さを、動画を通じて「大木さんの考えを中澤さんが言語化していく」様子の中から見れた気がします。

 

これは、採用側でのお話でしたが、転職を考えているエンジニアの方にとっても、企業との親和性、MVVCへの共感性への「解像度」を高めていくことが大事なのだと思います。

技術中心で考えてもいいと思いますが、課題を大切にしていくことも忘れてはいけないですね。

 

3. 「全員がPRリテラシーを持つべき」

技術ブログとかラジオとか、なんでもそうだと思いますが、

やっていることを言語化しておくことで

自分の思考が整理される」+「備忘録として使える」し、

それらを公開することで、

会社のPRになる」+「個人のPRになる」+「社会の集合知の洗練」にもなる。

その結果、"いいエンジニア"の採用に繋がったり、会社の社会的影響も大きくなっていくのだろうと思います。

 

一見、企業→社会、の影響しかないようにも思えるPRが、社内のPRリテラシーの向上、個人のPR力の向上などを通じて、

企業、個人、社会の三者の相互的な成長へと繋がっていくのですね。

 

これもある意味では社会課題の解決の一部でもあるのかなと思います。

 

 

感想

ただのエンジニアですが、こういう動画を通じて、技術以外への理解を深めていくのも非常に勉強になると思いました。

個人的に好きな「課題解決のための技術」という考え方はやっぱり、採用担当さんからの視点でも大事そうです。

PIVOTさんの圧倒的コンテンツ力

今後も見逃せませんね、、、(PIVOTさんの黒子ではありません笑)

pivot.inc

www.youtube.com